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メッセージ(ご挨拶)
「授業映像記録を通して教師としての力量を高める」会を設立し、このサイトで、これまでの研究成果を含め、多くの教育実践にかかわる方々と交流していきたいと願っております。
私たちは、授業映像記録の特性を生かした授業研究の方法を追究し、2001年度から「授業の多元的な記録・分析・構成方法についての基礎的研究」に携わってきました。具体的には、教育実習生及び初任者教師の授業実践能力の育成を支援するスキルクリエータシステムを開発し、教育現場での適用を通して、システムの改善を行い、教育現場と研究者との交流、校内研究・現職教育の活性化を目指してきました。
幸い、文部科学省の科研費補助として基盤研究(C)「授業記録アーカイブ・配信システムの開発に基づく授業の多元的記録・分析・構成方法」(研究課題番号:17500661、2005年度~2007年度)、基盤研究(C)「ユビキタス映像記録視聴システムを活用した授業の多元的記録・分析・構成方法」(研究課題番号:20500853、2008年度~2010年度)が採択され、多くの教育関係者、とりわけ、研究協力校の献身的な協力を受け、校内研修としての現職教育の授業の収録及び事後の検討会の収録とそのパイロット配信を基に事例検討を積み上げることができました。加えて、これまでの研究交流の中から、愛知県総合教育センターと研修活動及び研究協力で検討する体制も整ってきました。さらに、名城大学の学術研究支援センター所管の名城大学学術研究奨励助成制度の名城大学学際的共同研究事業「遠隔講義システム等を活用した実践力を備えた教員養成に関する総合的な研究」が、所属する教職センターの研究プロジェクト(研究代表者:平山勉教職センター准教授)として採択されました。これは、本学の教職課程履修生が、教育実習以外でも教育の実際の授業をはじめとした教育活動に触れる機会を増やすことから、実践的な力量を形成していくために遠隔講義システム等を活用していく研究プロジェクトです。
私たちは、こうした授業映像記録を核にした教師の実践的な力量育成の支援に資する機会を得ましたので、このサイトでこの二つの研究プロジェクトの取り組みや成果報告をさせていただきながら、広く、将来、学校教員を目指す方々から現在、授業実践に取り組んでいる方々及び研究者の「授業を見る視点」を互いに授業の映像記録を基に交流、共有することを通して、互いに教師としての力量を高めていくことを目指していきたいと思います。
私たちの会は、主催、後援する研修会、セミナー、講演会等の情報も提供していく所存です。皆様方と一緒に、教師としての力量を高める一つの場所になることを切に願っております。
「授業映像記録を通して教師としての力量を高める」会 代表 平山 勉
その後も、科研費を研究代表者として2件、分担研究者として2件受託して、そのうちの1件は、継続中です。「教師視点を生かしたユビキタス映像記録視聴システムを活用した授業実践能力育成支援日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)」です。関係の皆様に深く感謝申し上げます。
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