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日本教育方法学会第60回大会(北海道大学)でワークショップを開催しました

会員企画セッション6(ラウンドテーブル)
映像記録の特性を生かした授業研究の方法5
(W309)

企画者
平 山 勉(名城大学)
提案者
後 藤 明 史(名古屋大学)
谷 口 正 明(名城大学)
協力者
中 山 真 樹(高槻市立桃園小学校)
平 山 幸 代(大府市立大府南中学校)
〈企画趣旨〉
「映像記録の特性を生かした授業研究の方法」は,本学会でも多くの積み上げがある。本ワーク
ショップでは,第55回,第57回,第58回大会及び第59回大会に引き続き,教師視点の映像記録を活
用した授業研究方法について,「同一の学習指導案で初任者教師と熟練教師が実施した教師視点映
像記録の比較試聴(演習)」を中心に,これまでの分析とそれらを教職授業の提示教材として適用
した事例を紹介する。アイトラッキングの活用に関しては,海外では最近,アイトラッキングカメ
ラを使った教師の視点の研究が始まりつつある。例えば,Wolff(2016)らによると,教室内での
生徒の問題行動を記録したビデオを熟練教師と初任者教師に見せて,彼らの注視点の分布がどの程
度違うのかを分析している。そして,熟練教師の注視点の方が,初任者の注視点よりもばらつきが
少ないことを見出している。企画者らは,授業実施者である教師の一人称視点の映像と注視点を記
録し,これ自体を分析の対象としている。これらの試みを紹介し参加者とともにその可能性を議論
したい。
当日,以下の流れを予定している。
1)参加者のアイスブレーキング
2)アイトラッキングカメラ,教師視点映像記録の説明
3)同一の学習指導案で初任者教員と熟練教員が実施した教師視点映像記録の比較試聴
4)3)の分析事例,教職授業への適用事例紹介
5)分析事例紹介
6)情報交換

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